[ツアーブログ]UTMB2024ーその2ー by 池畑 拓哉一

UTMB完走

1.スタート~コンタミン(0km~31.3km)

スタートは18時。

スタート前の広場は大混雑するので 後ろの方で渋滞に巻き込まれたくなければ1時間前に並びたいところ。
スタート30分前になるとゾロゾロと前にみんな詰め寄る。
エリート選手が次々と呼ばれ、役者が揃いだす。
そしてテーマソングの「コンクエストオブパラダイス」が流れだすと、
一気に空気が変わった。

これから始まる170kmの壮大な旅を前に 皆、決意を胸に静まり返る。
そして音楽も
そしていよいよスタート!!!

最初はレズッシュまでの8kmまで細かいアップダウンを走る。
ここはみんなかなり飛ばすので要注意ポイント。
周りのペースに惑わされないように落ち着いて。

8km地点のレズッシュに到着し、水を補給。すでに750mlほど消費していた。
確実に去年より水の消費量が多い。ホットウェザーの影響か。
しかし、乾燥しているからか汗はそんなにかいていない。
判断が非常に難しい。。

レズッシュからゲレンデの登りは試走では涼しくて殆ど走れたが
レース当日は暑かったので、ペースを少し抑え歩きも加えた。
ゲレンデを登り切ると、サンジェルベまでの長い下り
ここはニューカーブをうまく使い、ボコボコのゲレンデ道も
バランスを取りながら下る。

21km地点のサンジェルベに到着すると大歓声!
街中の人がランナーを迎えてくれた!
ここの雰囲気はやはり最高だ。これぞUTMB。
サンジェルベを後にし、コンタミンへと急ぐ。
細かいアップダウンが連続するが、ここも事前に試走しておいたので
イメージは出来ていた。
辺りは暗くなってきた。
夜20時くらいで森の中は真っ暗だ。
ギリギリライトをつけなくても走れるくらいだった。

前後のランナーのライトで照らしてもらい、なんとか
31km地点コンタミンまでライト点灯なしで到着。
いやー足元ヒヤヒヤした笑
ここでルクタスのサポートエイドで久保さんが待っていてくれて、
しっかりと補給をした。
ここは大混雑で探すのに一苦労。

(1)コンタミン~クールマイユール(31.3km~83km)
コンタミンを出るとボンノム峠の登山口まで5kmほど走らされる。
因みにこの区間はみんなお祭り騒ぎ。笑 ボンノム峠の登山口、凄まじい声援を切り抜けると一気に静まりかえる。
因みにこのあたりからかなりお腹が痛くなってきてたが40km地点のラバルメで用を足した。

ラバルメからボンノム峠へと本格的な登りが始まる。
ここからはニューカーブを使いしっかりと登る。
ボンノム峠からシャピューへの下りはだいぶ斜度もあり、走れる下り。
ここの下りはトレーニングの成果が出ていたのか、そこまで足に来なかったのが嬉しかった。

51km地点のシャピューエイド到着。
ここで必携品の抜き打ちチェックがあった。
(1)2L分の容器
(2)サバイバルブランケット
(3)スマートフォン

この3つを素早く出して、チェック完了。
そしてここでレーズン入りのパウンドケーキを食べる。
しっとりしてめちゃウマだった!笑
これはリピ確定だ。笑

シャピューを出て次はセーニュ峠へ向かう。
セーニュ峠は去年かなり寒かった。。
風も強く山頂付近は中々前に進まない感覚があったが、今年は全くそんなことはなく、ジャケットを着ることもなかった。
ホットウェザーはやはり夜も暖かい。
セーニュ峠からラックコンバルへの下りはかなりガレガレ。
去年よりガレてるんじゃないかと心配になるレベル笑
慎重に下りガレ場を抜けるとそこからは走れる下りだった。

69.2km地点のラックコンバルエイドに到着。
ここで水を入れるが、、
が、しかし、、
あれ。。なんだ。。水が美味しくない。。
ここの水は劇的に美味しくなかった。笑
本能的に変な感じがした。
ここの水は回避して、コーラでしのいだ方が良かったかもしれない。。
ラックコンバルの水は要注意。。


ラックコンバルを後にして、クールマイユールへ向かう。
クールマイユールへの下りは相変わらず、テクニカル。
標高も下がり、樹林帯のテクニカルな木の根のサーフェイスが待ち構える。
この辺りは日本の里山のような感じ。
去年は、お!奥武蔵じゃん!とテンションが上がったが今年はそんなことはなく、淡々と木の根と格闘した。笑
脚を消耗しないように、セーブしながら進んでいく。
去年よりもかなりダメージは少なかった。
無事に80km地点のクールマイユールに到着した。

Latest Posts